しかし、デフレが30年続いているということは２０代の人は今のところ人生まるごとデフレなわけで。
自分の娘を見ても、そのデフレマインドというか、低燃費思想というか、徹底している。
いや、その薄給からしっかり貯金を続ける姿勢に驚く。アリとキリギリスの完全なるアリさんだな。
正しいと思う反面、その前提のいつまでも永遠に続くデフレならいいが、もしこのデフレがインフレに大きく反転したなら、こつこつ預貯金していた価値は相対的にどんどん下がる。果たしてその衝撃に耐えられるのだろうか。少し心配。
お金の価値というのは時代で変わるもの。老後2000万必要とかニュースになったが、これは戯言。その価値が保存されているかどうか？それが大事だということで、2000万という数字に惑わされてはいけない。
もっと、その価値を挑戦とか知識経験とか、投資などで普遍的な価値に変換できていれば正解だろう。
老後の不安など、保険という選択肢もある。
だいたい、エコロジーから低燃費や質素倹約が推奨されているのだが、何かに挑戦したり、結婚して子供を産んだりするのは馬鹿げたくらい大量のエネルギーを必要とするもの。それが30年の染みついたデフレマインドには抵抗がある。だから少子化？なんてことを考える。
かならず成長していた時代は貯金なんてしなかった。それは全体が成長しているのだから、なんとかなるもの。完全なキリギリスでも生きていけた。その余裕があったな。
さて、政治家さんにはどうやってデフレ脱却するのか、期待もします。
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