映画のリメイク
映画のリメイク

映画のリメイク

チャップリンのモダン・タイムスはお笑いの源流であると思う。

観れば、現代のお笑いはこれを基に枝葉に分かれているように思う。モダン・タイムスのリメイクにすぎない。

古い映画に詐欺の「スティング」がある。ポールニューマンとロバートレッドフォード主演の。

今流行っている地面師はスティングのリメイクだな。

ヒューマンドラマの源流は黒澤明の「生きる」だろう。これは1952年の黒澤明監督の作品だが、2023年にイギリスを舞台にリメイクされた。これがとんでもない、良作と言っていい。2023年のものを観て慌てて1952年の作品も観た。強烈に腹にドスンときた。

リメイクする意味はいろいろあると思う。だいたい原作の素晴らしさ、エッセンスを踏襲して近い作品にするものだが、同じにはしない。

同じものを作るなら作る意味がないというわけだ。

しかし、、、、生きるに関しては、ほぼ完璧なリメイク。つまり、とてつもないリスペクトを感じるものである。あるいは変える余地を見いだせなかったというのか。

役者のキャラクターも完璧。たぶん、全員で原作を何度も観返し同じキャラ設定に徹したものと思われる。

シーン展開もほぼ同じ。

日本の役所における案件のたらいまわしはいかにも日本的だが、これが果たして古いイギリスで同じだったのか?(これもよくコメディで使うところ)

ラストに近いところで日本の通夜ぶるまいのシーンがある。日本ではそこで酒を飲むので故人の話に花が咲く。

さすがにイギリスでそのような作法がないものだから、そのシーンは帰路の電車内での会話になっているが・・・。

一つ、古い黒澤明作品、というか古い日本映画ではセリフがうまく聞き取れないものがよくある。

当時の技術的な問題だと思うが、当然それは改善されている。また、優雅に流れる音楽、人に考えさせるシーンと時間の使い方など最高のリメイクだ。

原作版では「命短し恋する乙女・・・」と歌うところを、リメイク版では郷愁を誘う民謡に変えている。

命短し・・・が結構意味があると思うのだが、それを郷愁とみたか・・・・

人がサボったり怠けたりすること、事なかれ主義であることは人間の本質である。

強い人弱い人賢い人バカな人成功失敗・・・すべてが愛おしい。そんな監督の優しい視線が映像化されている。

など、思うところ満載で書ききれない。

とにかく、しがない公務員の小さな物語を、心模様を主役にいろんな角度から表現した黒澤明監督は最高だと思う。

映画「雨あがる」も最高だなと思ったが2023年の「生きる」リメイク版もおすすめです。

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