地産地消地労。こんな言葉はないが、僕が作った。
今後、物流は2種類に分かれていくと予想します。
増え続ける物流案件に対し、できるだけ早く届けるということは反比例する。
今までのハブ・アンド・スポーク方式(集中型の全国方式)では合理的ではあるが顧客ニーズにあるスピード感が向上しない。
よって、リージョナリゼーション(地域化)、つまり各地に拠点を増やしスピードを上げようという試みをしている。
でも、これって昔はみなこうしていたわけで少し笑ってしまう。
もともと、トイレットペーパーなど緊急性がないものと、医薬品とか今すぐ欲しいものを同じダンボールに突っ込んで早く届けよう、というのが土台無理がある。
今後、物流はその2種類に分けられていくのではないか。
よりスピードアップに取り組むべき荷物と、そうでもない荷物の2種類。
あーやっとバイク便の出番がきたなー、と思うところでもありますが、僕らも何も書類や部品だけを運んでいるわけではない。
緊急性があれば食品や医薬品も運んでいる。配送代金も柔軟に対応する余地があります。
また、視点を変えて、いったい一つの荷物がどれだけの距離を移動して生産者や販売者から消費者に届いているのか?
大量に運んでいるのでコストやCO2は抜群に低い。という視点だけで、この世の中それだけでいいのか?
という議論も必要に思います。
隣の農家さんが作ったジャガイモ一つ。遠くの市場を経由して、スーパーに移動して買ってくる。
笑い話なのだが、昔うちにいた北海道出身のスタッフに「北海道はうまいものがたくさんあっていいね~」と聞いたら、一番美味いものはすべて東京築地に行ってしまう。(経済合理性により)
だから東京で食べるのが一番美味いですよ。と。
もし、北海道で本当に美味いものを食べるとしても、それは築地を経由してくるのでバカ高いと。
んなバカな・・・と笑ったのだが。
いろんな地域の一次産業さんに地元消費者が直接購入指示をして、地元の労働者の方が運ぶ。(昔ながら)
こんな商売と消費に回帰していきそうな気配が漂っていますね。
その場合、申し訳ないのですが、市場・スーパー・アマゾンさんなど無関係になりますので中間マージンはかかりません。さて、これが生産者や消費者にとって一番合理的か?(今後多くの実験がおこなわれるでしょう)
ということで地産地消地労です。
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