まー一つのことをやり続けるのもいいが、私などは飽きっぽいから若いころ報酬のことなどはあまり考えず、いろんなバイトしたなー。
20~25歳くらいまでは音楽関係のバイトに明け暮れていた。キョウドウ東京さんでコンサートライブの裏方で肉体労働ヾ(´ε`*)ゝ
今はもうないけど、赤坂にあったミュージックシティという音楽スタジオ(リハやデモテープ制作が中心)でのスタッフ。
そのころの思い出で、今でも思い出すことがある。
あるとき、仕事の関係で女優の丹阿弥谷津子さんの一人芝居の効果・小道具を頼まれ、先輩スタッフと二人で渋谷の青葉台にある小さい舞台で仕事をしたときのこと。
役者は完全に丹阿弥谷津子さん一人。舞台は部屋の中で、電話器(昔の黒いやつ)一つあるだけだ。
たしか・・・昔の恋人のことを回想して、つぶやき、そして電話をかけてみるかどうかで悩む・・・そんなストーリーだったと思う。
私の仕事の一つに、重要なシーンで電話の音を鳴らす(効果音)というものがあった。
公演は何日かあり、前日遊びすぎか何かでボヤーとしていたのだろう。その重要なシーンで効果音の電話コールを鳴らすのを忘れてしまったのだ。
舞台では丹阿弥谷津子さんの芝居が、ほんの数秒止まり、私の音待ちになった・・・私は慌てふためいて音を鳴らそうとしたその瞬間
丹阿弥谷津子さんが「あら、電話が鳴っているわ・・・」と一人つぶやき、何事もなかったかのように電話に出てしまった。
その時は、まったく悪いことをした。後でこっぴどく叱られるだろうと覚悟した。あーおれはアフォや。それでなくても一人芝居、緊張して集中して芝居している丹阿弥谷津子さんになんて失礼なことをしたのだろう・・・。と最大後悔した。
しかし、公演後の打ち上げのときに、彼女は笑って「何も鳴らないから焦ったわよ」と柔らかい言葉をかけてくれた。
その時は、そんな感じで、強く叱られないことだけで安堵し、芝居の中身などあまり気にしていなかった。
しかし、後から考える。
その丹阿弥谷津子さんの音のなっていない電話に出るときなど、まるで本当に電話が鳴っているように観ている人を引き込んだ。
一発勝負の舞台の世界。台本にないことでもトラブルなどがあれば、瞬時に判断して実行しなくてはいけない。
今思えば、スゲー。役者ってスゲーなー。である。
ストーリーは最後、たしかよき思い出として残すために、昔の恋人には電話をしないで終わる。そんな感じだったか・・・・
それからというもの、演劇ミュージカルとか大好きになってしまった。
いろんなバイトでいろんな失敗など、たくさん経験したほうがいい。いろんな人に出会え、いろんな業界を知ることができる。
多少なりともお金がもらえ、こんなに勉強できることなんて世の中にはないよ。
大事なことは人のうわさなどに流されずに、自分で実際に経験することだ。そう思いますね。
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